技術者が翻訳するから、専門的な内容お任せ

翻訳者自身がC++のプログラマです。プログラミングを始めたのは小学5年生の冬。

学生時代は電気工学を専攻し、電磁気学、回路計算、発電や送電、電動機のほか、電子回路についても学びました。第2種電気主任技術者や電気通信主任技術者 (伝送交換) などの資格も取得しています。

現在、翻訳業務を支援する各種ツールはC++とPerlで開発し、運用しています。

ずっと工学畑を歩んできたためか、理工系専門書や技術文書の翻訳中に書き手の気持ちが乗り移ってきます。同時に、読むエンジニアの気持ちも分かります。翻訳時には、書き手、読み手それぞれの立場に立って訳文を作成していきます。

さらに、翻訳作業や品質管理にも工学的な考え方を応用して訳文の品質を確保しています。

  1. 間違いを犯しにくい翻訳方法を採用
  2. 翻訳後に人間が訳文を見直す
  3. 訳文チェック用のソフトウェアを独自に開発して訳文を検査

各種のファイル形式に対応

Webサイトだけでなく、DTPの分野でもタグ付きテキストを使用することが一般的になっています。

当工房では、HTMLやXMLをはじめとするタグ付きテキストも、タグを損なわずに翻訳できます。Webサイトの翻訳なら、お届けしたファイルをそのまま日本語版サイトとして公開できます。

スクリプトやCGIを使ったWebサイトでも、それらのプログラムコードを含めて日本語化できます。翻訳者自身がC++のプログラマですから、JavaScriptやPHP、Perlなどのコードに埋め込まれた文字列も、翻訳すべき箇所とそうでない箇所を的確に区別して翻訳できます。

もちろん、Microsoft WordやExcel、PowerPointの文書、プレーン テキストの翻訳も可能です。

間違いを犯しにくい翻訳方法

当工房は、人間の注意力には限界があるという前提を置いています。その欠点をフォローするために、間違いを犯しにくい翻訳方法を採用しています。

例として、ある人が作業に従事するとします。その作業には注意すべきポイントが5つあります。そのうち、特に重要なポイントは2つであり、残りの3つの重要度は中程度です。作業中には、それぞれのポイントに注意を払わなければなりません。その人が100の注意力を持っているとすると、それぞれのポイントに例えば30、30、20、10、10の力を配分することになるでしょう。

では、注意すべきポイントが10件ある場合はどうでしょうか。注意すべきポイントが増えましたが、人間の注意力は100のままで変わりません。その100の力を10件のポイントに配分することになります。20、20、10、10、8、5……やがて注意が行き届かなくなり、ミスとして表面化します。

ミスを防ぐためにはどうすべきでしょうか。

注意するだけではミスを防げません。人間の注意力に限界があるからです。あらゆる事柄に十分に注意を払えるなら、交通事故も産業事故も起きません。

根本的な解決策は、注意すべきポイントを減らすことです。注意すべきポイントを減らすことで、本当に注意しなければならない点に意識を集中することができます。

当工房では、この考え方を翻訳作業にも適用しています。例えば、状況によって解釈が分かれる訳語は使わずに別の訳語を使います。ひとつひとつのノウハウは小さなものですが、積み重ねることで効果が表れます。

人間の誤りを機械でフォローする

どんなに注意していても人間は必ず間違えます。大きなミスを犯すこともあれば、なぜこんなミスを、と思うような勘違いを犯すこともあります。航空機事故の6割から7割は人為的ミスであるとも言われます。

翻訳でも同じことがいえます。

当工房では、「人間は必ず間違える」という前提のもと、訳文を多面的にチェックしています。

訳文を人間の目で見直すのはもちろん、訳文チェック用のツールを独自に開発して、人間が見落としやすい箇所を別の角度から検査しています。

「気をつける」だけでは誤りを防げません。こんなところにも、プログラマとしての工学的な考え方が生きています。

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