翻訳サンプル: dispatchable generation

25 3月

電気工学 (電力・エネルギー) 分野の英日翻訳サンプルです。今回は、新エネルギーや再生可能エネルギー関連の翻訳にスポットを当てました。

(訳文)
指令可能発電

指令可能発電とは、電力系統の運用者による要求に応じて発電力の調整が可能な電源のことである。すなわち、起動や停止が可能な発電所や、需要に応じて出力電力を調整可能なものを指す。

対照をなすのが変動性の再生可能エネルギー源 (風力など) であり、系統運用者による制御が不可能である。指令可能な発電所の起動や停止に要する時間は一様でなく、数分から数時間に及ぶ。ただし、イギリスのディノーウィグ揚水発電所 (出力1728 MW) は16秒で全出力に到達可能である。

一般に、再生可能エネルギーのうち指令可能なものはバイオ燃料、バイオマス、貯水池式水力、蓄熱装置付きの集光型太陽熱発電に限られる。

(原文)
Dispatchable generation

Dispatchable generation refers to sources of electricity that can be dispatched at the request of power grid operators; that is, generating plants that can be turned on or off, or can adjust their power output on demand.

This may be contrasted with variable renewable energy sources such as wind power which cannot be controlled by operators. The time periods in which dispatchable generation plant may be turned on or off may vary, and be considered in time frames of minutes or hours. The 1,728 MW Dinorwig pumped power station, though, can reach full output in 16 seconds.

In general the only types of renewable energy which are dispatchable are biofuel, biomass, hydropower with a reservoir, and concentrated solar power with thermal storage.

コメント:
1. dispatchable generationに対する訳語「指令可能発電」は新たにあてた訳語です。日本語ではまだ定訳がないようです。なお、dispatchは給電指令を行うことを指します。

注:
1. 原文は英語版Wikipediaから転載しました。
2. 上記の翻訳サンプルは、クリエイティブ・コモンズ・表示・継承ライセンス3.0のもとで公表されたウィキペディアの項目「Dispatchable generation」を素材として二次利用しています。


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