動詞の変遷 (reference)

18 2月

referenceという単語は主に名詞として使われます。他動詞としての用法もありますが、手元のリーダーズ英和辞典によると、他動詞の項目には

…に参照事項 [参照符] を付ける; 参照文献として引用する; 《表などに》参照しやすくして載せる

としか書かれていません。

このreferenceが、IT系の文書ではrefer toの意味で使われることがあります。特に、ポインタ (やそれに類似するプロパティ、変数など) が何らかのデータを指すという意味で使われるようです。

The returned pointer references XYZ object that is created in …

といった感じです。

この意味では一般にrefer toやpoint toを使うところです。referenceをこの意味で他動詞として使う例は少数です。このような使い方は、私が技術翻訳の世界に入って数年のうちに目にしました。おそらく17~18年前のことです。今でも見かけることがありますが、概して少数です。標準的な用法ではないのかもしれませんが、referenceにこのような用法があるということは頭の片隅に置いてあります。


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